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手法


手法の選択・特長



最も単純な手法として、超短期〜長期と取引の方法によって分けられます。具体的には、
超短期投機(デイ・トレード)
短期投機(スイング・トレード)
中長期投資
長期投資
この4つに分類し、それぞれの特性(メリット・デメリット)必要なもの等説明をしていきます。
なお、本来はデイトレード・スイングトレードは短期投機でなく、短期投資と呼ぶべきものとも思いましたが、時流に乗って投機の表現にさせていただきました。
各手法の特長をつかみ、ご自身に合った投資法を見つける参考となればと思います。



超短期投機(デイ・トレード)

【メリット】
企業業績など分析は必要ない
デイトレードの場合、監視や取引するために予習して銘柄選びをすることがあっても、株価の変動のあるものをメインにするため業績などは気にしなくて済みます。 実際に株価が動いている間はチャートや指標などを中心とするため、いってみれば優良株であろうと倒産株であろうと全てが立派な投機対象となります。
テロや災害、業績修正などが逆にチャンスになる
通常、市場を揺るがすような事件が起きたら株価暴落を恐れてビクビクするものですが、デイトレードの場合はむしろそれがチャンスとなります。株価が暴落するのであれば、信用売りで入って安くなったところを買い戻すため、株価が上下どちらに変動していこうとも機敏に対応することが出来ます。
【デメリット】
手数料のネック
一日内で何回も取引数を行う、また売買代金がかかるのがデイトレードです。そのため手数料もけっこうなものになります。
急速に手数料が安くなっていきましたが、私が06年に300万程度の資金でデイトレードをしたとき、1日で4万円近くの手数料がかかったことがあります(笑)そうすると最低でも利益が4万円以上でないと負けとなってしまうので、結局メンタル的にもしんどいことになりました。
利益が薄い
株価は一日内で動く上限下限が設定されているため、デイトレードはどうしてもその特性上、一度に大きく稼ぐには不向きです。
そのため、もう数日保有しておけば莫大な利益が取れたのに、ということも少なくありません。細かくコツコツと利益の積み重ねをしていくスタイルが多いといえるでしょう。
【まとめ】
デイトレードで最も頭を悩ませることは手数料でしょう。プラスマイナス0の取引をしたら手数料に泣かされるため、その被害を少なくするために自分の資金や取引数・売買代金に合った手数料体系の会社を見つけなくてはなりません。
ただしリスク的な観念からすれば突発的な材料やニュースで悩まされることもなく、株価の動くもの全てが売買対象となるため常にチャンスが転がっているので、爆発的にこの手法を選択する人口が増えました。
決して楽なものではないですが、マネーゲーム的な要素がかなり高いものです。


短期投機(スイング・トレード)

【メリット】
GU、GDを狙える
GU(ギャップアップ)とは例えばA株が終値100円としてその翌日に110円で寄り付くことで、一日内では取れない窓開け部分を狙うことが出来ます。
※GD(ギャップダウン)とはGUの逆で90円で寄り付くなど。
勢いのある銘柄は翌日以降もその勢いを継続することが多々あり、その上昇期間をうまく保有することで安定した利益を追求することも出来ます。
【デメリット】

突発的な短期下落で甚大な被害を受けることもあります。いずれは株価が戻るかもしれませんが、スイングトレードは短期投機の一種なので、株価が下落している最中に損切りを確定させることが多いです。
【まとめ】
取引数などがデイトレードより少ない分、手数料問題に直面することはそうないでしょう。その代わりに分析力を要し、どの銘柄をどの期間どの程度の株価水準で利益確定あるいは損切りするかなどの分析力が必要となるので、相応の投資ツールが必要です。
そして何よりもザラバにべったりと株価とにらめっこしない分、急落など何かが起きたときに備えての準備が必要となります。なので逆指値(ある水準まで株価が下がったら売りに出す注文)などのリスク管理が出来る、特殊注文を出すことが可能な会社を見つけ出すことが大切です。


中長期投資

【メリット】
ITや金融、鉄鋼など様々な業種が毎年注目されています。それらはテーマ株と呼ばれ、その流れに便乗するのには中長期投資は適していると思います。
毎年度にテーマとなりそうなもの、なっているものに投資しておくことで、それなりリスクをある程度抑えてリターンを期待することが出来ます。

【デメリット】
テーマ株として始まる(株価上昇)タイミング、終わるタイミング(株価下落)を見極めることが困難な点です。
完全に見極めることが出来るのであれば、上昇局面だけ保有するようにスイングトレードなどにすればいいですが。。。

【まとめ】
短期投資から長期投資の中間にあたるため、どちらの利点に近いものがあり、どちらの不利な点も含みます。
ミドルリスクミドルリターンと言っても良いと思います。
正直この手法として実際にやったことがないので何とも言えませんが、最も効率が良さそうなのはある意味配当(優待)を狙った投資かと思います。
ある意味、というのは実際に配当金をもらうつもりで投資するのではないからです。大抵、配当の権利が確定する前日は株価が上昇し、権利が落ちた翌日は株価が下落します。
このことを念頭に入れておき、配当の半年以上前など下がっているころに株を購入しておいて、配当権利落ち前の上昇局面で手放すのが良さそうです。


長期投資

【メリット】
利益を大きくれる
時間をかけるため、投資した銘柄の株価が数日〜数週間で倍になることは難しいけれど、数年〜では倍以上になる可能性は十分期待出来ます。
配当による安定した利益
それなりに良い銘柄を選択すれば、配当金や中間配当として自社製品などをもらうことが出来ます。配当金の割合が年率1%でも100万円投資で1万円、1000万円で10万円といった収益を持つことが出来ます。
また単純に株価の変動による目先の利益のみにこだわると、株価変動に一喜一憂することになりますが、それらの心配がなくなる、もしくは多少でも軽減出来る点も良いでしょう。

【デメリット】
倒産リスク、バブル崩壊などのリスクもある
企業はいつでも安定した利益を上げることが出来るわけではないので、倒産や不祥事などが起こる可能性もあります。
またバブル崩壊などが起きる可能性もあるため、長く株式を保有する分リスクもその期間分だけ付きまといます。

【まとめ】
長期投資をするのならば、投資先企業についての調査だけでなく、業界として、株式市場としてなど幅広い視点を持つ必要があります。
そのため優れた投資情報ツールを持ち、一歩先の見通しを立てなくてはなりません。
ただし、長期間リスクにさらされる代わりにリターンも大きい可能性があります。上場した頃のYahoo株を100万円投資して購入し、ITバブルと呼ばれる波に乗れた方は、原資の倍どころか億の金額にすらなりました。
これほどまで伸びるのは本当に稀ですが、仮に100万円投資して失敗しても、最大損失は100万円なのに対して、成功した場合は1000万円でも1億円でも可能性があるため、非常に楽しみはあります。
注意点としては、長期投資と塩漬け(株価が下がったから売れずにいつまでも持つこと)を混合しないでおく必要があります。








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